EC-CUBEのバージョン2系は長年にわたって多くのネットショップを支えてきましたが、現在はサポートが終了しており、セキュリティリスクが高まっています。4系へのバージョンアップを検討しているが「何がどう変わるのかわからない」という方のために、主な変更点を解説します。

2系と4系の最大の違い:フレームワークの刷新

EC-CUBE 2系は独自フレームワークで構築されていましたが、4系はPHPの主要フレームワークである「Symfony」をベースに完全に作り直されています。

このため、2系から4系へのアップグレードは「バージョンを上げる」というより、ほぼ新規構築に近い移行作業になります。ファイル構成・データベース構造・テンプレートの書き方がすべて異なります。

変更点1:管理画面が大幅に刷新

4系の管理画面はUI・UXが根本から見直されており、2系とは操作感が大きく異なります。

  • 商品管理・受注管理の画面レイアウトが変更
  • カテゴリや税率の設定方法が変わる
  • プラグイン管理が一元化される

慣れれば使いやすくなりますが、スタッフへのレクチャーが必要になる場合があります。

変更点2:テンプレートエンジンがTwigに

2系のデザインテンプレートはSmartyベースでしたが、4系ではTwig(トゥイッグ)というテンプレートエンジンに変わります。

独自にデザインカスタマイズをしている場合、テンプレートファイルをすべて書き直す必要があります。デザインを引き継ぎたい場合は、移植作業が必要です。

変更点3:プラグインの互換性がない

2系用のプラグインは4系では動作しません。同等の機能を持つ4系対応プラグインに入れ替える必要があります。

2系での機能4系での対応
独自プラグイン4系対応版への作り直しが必要
公式プラグイン4系対応版が提供されているものも多い
外部連携(POS等)再設定・場合によっては再構築が必要

変更点4:データは移行できる

商品データ・会員データ・受注データは専用の移行ツールや手動対応で引き継ぐことができます。ただし、2系と4系ではデータ構造が異なるため、そのままコピーするだけでは動きません。専門業者に依頼すれば、データを整形して確実に移行できます。

変更点5:PHPバージョンの要件が上がる

2系はPHP5系でも動作しましたが、4系はPHP8系が推奨されています。古いサーバー環境のままでは動作しない場合があり、サーバーの移行・アップグレードが必要になるケースもあります。

まとめ:2系→4系は「移行」と捉える

項目2系4系
フレームワーク独自Symfony
テンプレートSmartyTwig
プラグイン互換なし4系専用
PHP推奨バージョン5系〜8系推奨
管理画面旧デザイン刷新済み

2系から4系へのバージョンアップは大規模な作業ですが、セキュリティ・機能・拡張性のすべてが向上します。「何から手をつければいいかわからない」という方も、まずは現状のサイトを見せていただければ費用と期間をご提示します。お気軽にご相談ください。